2020年に入って、動画配信サービス各社から立て続けにサービス内容が変更になりました。
U-NEXT:ひとりひとりに、最高の時間を配信する。
ひとりひとりに、最高の時間を配信する。
をコーポレートミッションに掲げ、より最高のサービスを提供していく、としています。
ブランドカラーも色に対する印象の強かった青から黒に変更することで、どんな作品にも合うようになりました。
U-NEXTは純国産の動画配信サービスのシェアNo.1のサービスとなり、実際見放題となっている作品数もグローバル展開する会社も含めて最も多くの配信数を誇ります(当社調べ)。
リニューアルに合わせ、アプリ・サービスサイトなどでカラーの修正が行われ、より洗練されたイメージのサイトに生まれ変わりました。
基本的なUIに変更はなく、これまでと同じ使い勝手で利用が可能です。
ビデオパス:テレ朝と合弁会社を設立。サービス名をTELASAへ変更
ビデオパスは元々auでおなじみのKDDIグループが運営している動画配信サービス。
auユーザー向けにサービスを開始し、一般ユーザーへもサービスを提供していました。
2020年4月7日からは、KDDI株式会社と株式会社テレビ朝日が共同出資するTELASA株式会社がサービスを運用する形へ変更されました。
ビデオパスの特徴の一つである、劇場の割引は3月31日をもって終了となりました。これまでビデオパスを利用していた方は自動的にTELASAへサービスを移行します。料金は据え置きとされました。
AbemaTV:開局4周年を記念し、ABEMAに名称を変更
サイバーエージェントが運営するAbemaTVは4月11日付にて名称をABEMAに変更しました。
AbemaTVは独自コンテンツを主に配信するほか、注目度の高い記者会見のライブ配信にも力を入れているサービス。
開局4周年を記念したもので、7週連続でのイチオシの番組を無料で視聴可能にしています。
動画配信サービスは差別化の時代へ
動画配信サービスは、国内だけでも30社近くあり、様々なサービスがありユーザー獲得競争が続いています。
テレビ局系などの元々映像コンテンツを持っている会社が自社コンテンツの配信をメインにサービスを開始することが多いほか、独自のサービスを構築するなど様々なサービス展開が行われています。
動画配信サービスで取り扱われるコンテンツはオリジナル制作のコンテンツ以外はどのサービスプロバイダーでも取り扱いが可能で、版権元の会社との契約により、レンタルで提供されたり見放題で提供されたりと、各社で対応が変わります。
Netflixのように、動画配信サービスというよりはむしろ映画制作会社といえるほど巨額の資金を投じてオリジナル作品を制作するようになるなど、配信する作品に対しても独自性を打ち出すサービスが増えており、今後はどのような方法で差別化をしていくか(魅力的なコンテンツを制作するか)や、どれだけ多くの作品を配信できるか、というところに成長のカギがあり、どのサイトでも同じ作品が配信されているだけでは差別化が難しくなってきているため、本体事業との相乗効果を生むなどで差別化を図る時代となっています。