観劇三昧は舞台で上演される演劇に特化した動画配信サービスです。
一般作品が中心の動画配信サービスの中では異彩を放っているともいえるサービスですね。
日本にはプロ・アマを問わず大小さまざまな「劇団」が存在し、ほぼ毎日どこかで演劇が上映されています。
観劇三昧はそれら舞台作品を手軽に楽しめるサービスとなっており、12現在、1200を超える作品を視聴することが可能なサービスです。
舞台演劇の魅力
まず最初にお伝えしないといけないポイントとして、舞台演劇の魅力があります。
利用を開始する前に、舞台演劇をあまり見たことがない方はあらためて魅力を再確認しましょう。
演劇は「観る」のではなく、「体験」するもの
テレビ作品や映画のような作品は何度も「撮り直し」が行われ、最も良い状態に「編集」を経て、我々に提供されています。
それに対し、舞台演劇は
- 撮り直し無し(一発勝負)
- 編集なし
- リアルタイム
- アドリブ上等
といった特徴があり、「観る」というより「体験する」に近いものです。
ライティングも音響も、舞台装置も演者も、今まさに目の前で上映されており、テレビや映画館で見る作品とは圧倒的なリアリティの差があります。
生の迫力、体験したことはありますか?
皆さんは、楽団による音楽鑑賞をされたことはあるでしょうか。学生時代にブラスバンド部や吹奏楽部といったサークル活動で目の前で生演奏されるのを聴いた時の衝撃を覚えていませんか?
体の芯にまで響きわたるような重低音、美しい旋律など、演奏が始まるや否や、圧倒的な迫力に気圧された経験があるはずです。
聴いたことのある曲なのに、今まで聞いたことがある曲と全く違って聴こえる(大抵はより良く聴こえる)ことに驚かれるでしょう。
一方、演劇を生で見たことが全くない、という方は意外と多いものです。
演劇を行う学校がそれほど多くはなく、日本人は比較的自己表現が苦手ということもあってどうしてもメジャーな活動にならないことが多く、発表の機会もすくないことから目の当たりにする機会が少ないのが舞台演劇です。
舞台演劇のような「物語」は映画やドラマですでにあふれており、あえて編集の利かない生の演劇を見てもしらけるだけ、とレッテルを張ってしまいがちです。
体験の乏しさから、定期演奏会のようなものに出かける機会はあっても、舞台演劇を観に行く機会は少ないのではないでしょうか。
もし、一度も舞台演劇を見たことがないというのであれば、是非一度劇場に足を運ばれることをお勧めいたします。
演者の息遣いまで感じることができる臨場感を体験することができるはずです。
同じ芝居は二度とみられない!
観劇が趣味、という方は、同じ作品でも何度も観に行きます。劇団が違っていたり、演者が違っていたり、時には全く同じ演者でも、何度も同じ舞台作品を見るのです。
その理由は、「前回と全く同じ作品は二度と見られない」ことにあります。
舞台はそこに居合わせた全員で作るもの。観客の反応によって、演者のノリ(調子)すら変わってくるものです。
観客ですら、その作品を作る一部であり、一つの作品を通して演者・観客が一体となって楽しむもの、それが舞台演劇です。
演じる側と受け手である観客が双方ともに「のった時」の空間の「うねり」はパッケージ作品では絶対に味わうことができないそこだけの体験になります。
小屋(劇場)はとても小さい場合が多い
劇場というと、巨大なホールで上演されるものだと思いがちです。
しかし、多くの劇団が持っている劇場(コヤ)はホールに比べれば非常に小規模で、客席も常設ではなく、その舞台のためにわざわざ作っられることが多いです。
きっと、初めて観に行った時は劇場があまりに小さく、演者が近すぎることに驚かれることでしょう。
映画やドラマだと、役者の表情を強調するために、カメラワークでアップにすることがよくありますが、演者との距離がわずか5m以下になることも多いため、常に表情を細部まで見れるほどの臨場感があります。
本当に好きだからやっている、大人の本気
普段、我々が映画やドラマを観るときの姿勢はどうでしょうか。
リラックスできる幅広いシートに腰を掛け、ポップコーンをかじりながら、炭酸水をがぶ飲みし、うっかり夜更かしをした状態で見てしまったら途中で眠ってしまうこともあるかもしれません。
絶対にハプニングが起きない予定調和の作品では物語自体や脚本自体がつまらないとすぐに眠気を誘われてしまいます。
日本では劇団四季や新感線といったプロの劇団を頂点に、300以上の劇団が存在しています。
各劇団は一つの舞台作品を完成させるために、数か月にわたって稽古を行います。稽古は毎日行われ、社会人を中心に大人が本気で取り組んでいます。
一番認識しやすい経験では、高校や大学時代の文化祭の準備、かもしれません。
集まったクラスメイトや実行委員が一丸となって成功に向かって取り組んでいた時のようなそんな状態がずっと続いているようなものです。
劇団員は演劇だけでは食べることはできないことがほとんどです。プロの演者ではないため、普段日中は普通に仕事をし、仕事が終わってから毎日寸暇を惜しんで稽古に励みます。
劇団員の多くが独身者なのは生活のほとんどを劇団での活動に取られてしまうからです。そんなこと、本当に好きでなければできませんよね。
本当に好きだから続けている、という人たちが、わずか1~2時間程度の時間にすべてをかけてきた劇団側の本気に、客席で眠ってしまうような粗末な体験はまずありえません。
裏事情:演者の高齢化やスポンサー不足
ドラマや映画にはない体験型のエンタメとして非常に魅力的な舞台演劇ですが、実はどの劇団も演者不足に悩まされています。
舞台演劇は本気でやるためにはプロになって給料を得られるようになるのが一番です。社会人が本業の片手間にできるほど甘い世界ではありません。
そのためローカル劇団のような給料を支給できない劇団には総じて若者不足の状況があります。
20代の役柄を50台過ぎの役者が演じることも少なくありません。若い役者は他の劇団に「応援」しにいくことも少なくありません。
また、観劇される人数自体がそれほど多くはないため、スポンサーが付きにくく、チケット収入が中心になります。
一つの作品の上映のためには、小道具や大道具・衣装の作成、チラシやパンフレットの作成、劇場を借りる場合はレンタル費用などの負担が必要になり、コストを賄いきれないケースも少なくありません。
劇団運営に必要な資金調達の方法として、「団費」を劇団員から徴収している劇団も多く、4000円~20000円くらいを毎月収めていることもあります(ある種習い事をしているような感覚でしょうか)。
観劇の際は、そういった事情も知りつつ観ると余計なツッコミをせずに楽しむことができるはずです。
観劇三昧を使う理由
舞台作品は「観る」のではなく、「体験」するものであることが魅力です。
しかし観劇三昧のような「芝居の録画」では使う意味は無いのではないか、と感じるかもしれません。
観劇三昧を使うべき理由をご説明します。
観たかった舞台を見れる
舞台作品は上演日時がきまっています。上演日に予定が入っていたり、遠方のため、観劇することができなかった場合、テレビ番組でいうところの「見逃し配信」のような形でオンデマンド(観たい時に見る)で観ることができます。
お気に入りの役者・脚本家・演出家を発見する
観劇の醍醐味の一つがこれではないでしょうか。自分の琴線に触れる役者・脚本家・演出家に出会うには、一定の作品数を観る必要が出てきます。
一般に、観劇にかかる料金は映画などに比べてやや高くなる傾向があり、観劇三昧ではこれを月額1,045円の定額で実現していることから、まずはたくさん観てみたい、といった場合に特に役立ちます。
全てがオリジナル作品
同じ作品であっても、役者や劇団が違っていれば、それはオリジナル作品といっても過言ではありません。
観劇三昧で配信されている全作品が完全にオリジナル作品ともいえます。映画化やドラマ化が難しい作品も多く、舞台だからこそ成立する芝居も多数ラインナップされていますので、一般パッケージ作品の「定番」や「定石」にそろそろ飽きてきたかな、といった方にも楽しんでいただけるはずです。
観劇三昧では利益の7割を提供劇団に還元している(劇団を応援できる)
観劇三昧では、配信するための動画を各劇団から提供してもらい、会員登録したユーザーに見てもらうことで料金を徴収しています。
その料金から配信にかかる費用などを差し引いた利益のうち、実に7割を提供劇団に還元しています。つまり、観劇三昧に作品を提供すればするほど、劇団には資金がはいることになります。
スポンサーの確保が難しい劇団にとって、資金源が入ってくる先を確保できることは非常にありがたいことで、得ることができた資金は作品作りに充てることができるようになり、クオリティが高まります。
観劇三昧の詳細
月額料金 | 1,045円(込) |
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支払い方法 | クレジットカード PayPal アプリ決済 |
劇団数 | 360以上 |
配信作品数 | 1200本以上 |
無料期間 | 永久(130本がずっと無料で視聴可能) |
ダウンロード機能 | あり |
マイリスト機能 | あり |
レビュー機能 | あり(5段階・コメント可) |
おすすめの使い方は観劇三昧と舞台観劇の併用
観劇三昧のみ、でも十分楽しめますが、やはり舞台作品は実際生で観るのが一番です。
観劇三昧では「劇団の予習」をし、魅力的だった劇団を見つけたらその劇団の「次の上演」作品に実際に足を運んでみるのがおすすめの使い方です。
まだまだ観劇人口は多いとは言えませんので、友人や恋人が未経験だったらおすすめしてあげるのもいいかもしれませんね。
観劇三昧を入り口に、観劇を始めてみてはいかがでしょうか。きっと、受動的なエンタメ消費から能動的にエンタメに参加する体験ができることでしょう。
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