動画配信サービスは2015年あたりから普及し始め、利用経験率が2割を超えました(ICT総研の調査)。
テレビで毎日のようにCMが流れていることもあって、気になっている方も多いと思います。そこで、動画配信サービスの魅力・メリットをご説明いたします。
メリット1定額料金なので安心して何本でも観ることができる
動画配信サービスの最大のメリットは「定額」ということに対する安心感です。
個別に作品単位で課金される「レンタル」を利用しなければどのサービスも月々にかかる費用は一定です。
レンタルビデオ店など本数に応じて課金額が決まるサービスでは、観れる本数に制限があったはずです。
動画配信サービスなら、1本もみなくても、100本見ても、月々の利用料金は同じですので安心して動画を楽しめます。
動画配信サービスを使うことで、料金のことを気にせず好きなだけ見たい作品を見れるようになります。
メリット2月額料金が安い
月額料金が安いのも魅力の一つです。
有料の動画コンテンツといえば、昔はWOWOWやスカパーなどの有料放送が中心でした。これらは月々の利用料金もやや割高で、5000円近くかかりました。
それに比べ、動画配信サービスの料金は、月額500~1000円程度と有料放送などに比べてかなり割安となっています。
レンタルビデオ店と比較をしてみても、視聴本数によりますが1作品当たりにかかるコストはぐっと抑えられることでしょう。
メリット3見逃し配信があるので好きな時に見たい番組が見れる
忙しい社会人にとって、テレビの放送時間に合わせて行動できるかといわれると、必ずしもそうではありません。
動画配信サービスでは現在放送中のドラマやバラエティといったTV番組も配信しており、リアルタイムで見なくても、観たい時に視聴することができます。
録画の予約をしなくても、見逃し配信で過去にさかのぼって一気見することも可能です。
メリット4お試し期間があり、無料で始めることができる
動画配信サービスが日本で本格的に普及し始めたのは2015年頃のことです。
サービスの普及から5年ほど経過しましたが、まだまだ動画をネットを使って視聴するということに慣れている人ばかりではありません。
初めて使う方が多いため、無料期間を設定されているのも特徴の一つです。
ほとんどのサービスが1か月近く無料期間を設けています。
仮にサービス内容が気にくわなかったり、お試し期間中に見たい作品が全て見切ってしまうようなことがあれば、お試し期間中に解約すれば一切費用はかかりません(上の図はそのイメージです)。
課金してもいいと思えるほど満足できてから、課金して正式利用できるのはうれしいですよね。
メリット5対応しているデバイスが多く、観たいときに見たい場所で視聴できる
動画配信サービスはネット接続さえできればどのデバイスでも視聴が可能です。
PCやスマホはもちろん、インターネットに接続可能なテレビでも利用できます。
出先で視聴する際は、モバイル回線を使わなくても済むように、事前にダウンロードをしておく機能もあります。動画配信サービスは見たいときに、見たい所で、見たいデバイスで視聴が可能です。
メリット5画質もブルーレイ並みで十分きれい
動画配信サービスの画質はブルーレイと同等のフルHDという規格に対応しているサービスが大半です。
ここ数年販売されているテレビはほとんどがフルHD画質です。DVDはSD画質なので、動画配信サービスの画質よりも劣ります。
各社共、画質には力を入れており、4Kに対応しているサービスもあります。
メリット6最新作を最速で視聴できる
動画配信サービスで観られるのは過去に制作された「名作」や「旧作」だけでなく、公開されて間もない「新作」も視聴することができます。
配信が始まるのもブルーレイやDVDといったメディアで販売が開始される「解禁日」に配信が始まることが多く、購入する場合に配送を待つことなく、文字通り最速で視聴することができます。
メリット7CMがない
テレビの視聴時に強制的に見せられるCM。話の途中で強制的にスポンサーの広告を見せられると興ざめしてしまいますよね。もちろん、動画配信サービスにはCMはありません。
CMを見させられてしまうことなく、ストーリーに集中できます。
メリット8最低契約期間がなく、違約金無しでいつでも解約できる
動画配信サービスはサービス利用にあたって最低利用期間を設定しているサービスはありません。
どのサービスもいつでも開始でき、いつでも違約金なしで解約することができます。安心して利用できますね。
携帯電話やプロバイダーなど、月額固定費のサービスでは最低利用期間が定められていたり、短期間で契約と解約を繰り返しているとブラックリストに登録されてしまうことがありますが、動画配信サービスは短期利用であっても一切リスクはありません。
レンタルビデオ店と比べたメリット
店舗に行く必要が無い
借りに行く・返しに行く、とレンタルビデオ店は2回も店舗に足を運ぶ必要がでてきます。
帰宅途中に店舗があれば出かけたついでに立ち寄ることもできますが、なかなかそういうことも少ないのではないでしょうか。
動画配信サービスなら、手元のスマホでも視聴可能ですので見たいと思った時に即見ることができます。
延滞料金を取られない
レンタルビデオで借りると、所定の返却日までに返さなければ延滞料金を取られてしまいます。
動画配信サービスでは、レンタル作品を購入した場合も「視聴期限」が切れるだけで、追加で延滞料を取られてしまうことはありません。
貸し出し中で借りれないことが無い
見たい新作があるのでレンタルビデオ店に行ったが全部貸し出し中になっていて借りることができなかった、という経験はありませんか?
せっかく店舗に出かけて行ったのに目当ての作品が見れないなんて最悪ですよね。
物理メディアを借りない動画配信サービスなら、貸し出し中で見れないということは発生しません。
動画配信サービスのデメリット
非常に多くのメリットがあるのがお分かりかと思います。少額の月額で好きなだけ動画が見まくれるなんて、以前には考えられませんでした。
しかし一方で、動画配信サービス特有のデメリットがあるのも事実です。
一切使わなくても固定で定額料金は発生する
動画配信サービスは「定額」サービスのため、「いくら使っても定額」なのですが、裏を返せば「全く使わなくても定額」でもあります。
いつでもどこでも見れると思っていると、ついついあまり見なくなっていたりして、気づけば月に2・3本しか見てなかった、ということがあってもやはり費用はかかってしまいます。
無料期間にどの程度利用するか、事前にチェックすることをお勧めしています。仮に生活スタイルが変化して動画をあまりみなくなったのであれば、一旦動画配信サービスを解約するのがおすすめです。
作品には配信期限が設定されていることがある
動画配信サービスで配信されている作品には基本的に「配信期限」があります。
動画配信サービスは配給会社からラインセンスを得て著作物である動画の視聴権料を支払っています。あまり人気のない作品は一定期間経過したら配信を終了されることがあります。
どのサービスでどの作品が配信されているか調べる「作品検索」をご用意しました。動画配信サービスを契約を検討する前に十分確認しておくことをお勧めします
録画や保存、ダビングができない
配信期限が設定されているなら、「見れるうちに録画しておきたい」と考えるのは当然だとおもいますが、残念ながら配信されている動画を録画や保存することはできません。
レンタルビデオダならビングも可能ですし、WOWOWなどの有料放送は原則的に録画が可能です。
他の点については動画配信サービスの圧勝ですが、この点に限って言えばレンタルビデオ店や有料放送に及ばないポイントであるといえます。
まとめ:視聴方法の変化が最大のメリット
動画配信サービスを利用するメリットやデメリットについて解説いたしました。
多少のデメリットはあるものの、ほとんどの方にとってはメリットの方が多く感じられるのではないでしょうか。
動画配信サービスの利用は、動画作品の視聴方法の変化そのものです。
映像作品は、
- 本当に好きで繰り返し見たい作品
- 繰り返し見るというほどではないが、たまに見返したいという作品
- 1度きりしか見ない作品
に分かれることでしょう。
これまでなら、次にいつ見るかわからないけどとりえあず見るかもしれないから録画・保存する、というのが普通でした。
また、繰り返し見る作品は、録画するかDVDやブルーレイを購入されていたことでしょう。
動画配信サービスは豊富な配信数で、手元に保存しておかなくても、いつでも、どこでも見れる、といった形となり、映像作品の視聴スタイルを大きく変えるものです。
録画や保存を行った作品の多くは実際にはあまり見なかったり、見ようと思っても探すのが大変だったり管理の手間が多かったのも事実。
これから本格的に普及していく5Gの時代にはさらに動画はネットで見るのが普通になってきます。
まだ、動画配信サービスを利用したご経験がない方も、録画や保存をする視聴方法から、見たい時に見たいものを見るオンデマンド型の視聴方法を是非、体験してみてください。