U-NEXT(ユーネクスト)は他社にない機能として「ファミリーアカウント」という機能があります。
契約直後の状態では利用しない設定になっているため、気づかずに使わないままの方もいるはずです。
ですが、非常に便利な機能ですので、是非使いましょう。
U-NEXTのファミリーアカウントとは?

U-NEXTのファミリーアカウントとは、一つの契約で最大4アカウントまで作成し、同時に視聴できるようにする機能です。
アカウント毎にマイリストや視聴履歴を別々に管理できるため、家族で使うのに最適です。
U-NEXTの月額料金は2,189円ですので、4人で頭割りすれば一人当たり500円程度で利用できることになります。
複数の動画配信サービスを契約するよりもお得になります。
子アカウントを活用するメリット
同時視聴が可能になる

U-NEXTでは1つアカウント1視聴となっています。
そのため、同じアカウントで2つのデバイスで同時に再生することはできません。
ファミリーアカウント機能を使って子アカウントを作成すると、同時に複数の作品を視聴することができるようになります。
家族が自室でそれぞれ別の作品を視聴する、といった使い方が可能です。
視聴履歴とマイリストが独立している
U-NEXTは配信数が多いのが魅力ですが、そのせいで作品を探すのに時間がかかってしまうデメリットもあります。
気に入っている作品はマイリストに入れてキープし、毎週見逃し配信を見ているドラマやアニメは視聴履歴などからアクセスすると見たい作品をすぐに見つけることができます。
自分一人しか使用しないアカウントなら問題ありませんが、他の人とアカウントを共有して使う場合、視聴履歴やマイリストに他人のものが混ざってくるようになります。
子アカウントを作成すると、視聴履歴やマイリストが完全に別々になりますので使い勝手が損なわれることがありません。
レンタルしたビデオ・購入した作品を共有・シェアできる

レンタルしている作品などは自動的に共有されるため、重複して課金してしまうといったことはありません。
動画は自動共有され、書籍は購入しようとしたタイミングで既に利用中であればダウンロードなどが可能になります。
他の動画配信サービスを複数契約するよりお得
U-NEXTは見放題作品数が日本で一番多い動画配信サービスです。
また、電子書籍・ラノベ・漫画も、月額費用内である程度購入することができます。
画質や音質、プレイヤーの機能もトップクラスの使い勝手になっていますので、最強のサービスといっても過言ではありません。
それでいて4人まで使えるため、家族複数人で複数の動画配信サービスを契約するよりもU-NEXTを1契約した方が安上がりになります。
ペアレンタルロックのかけ忘れを防げる

子アカウントを作った際に、初期設定でペアレンタルロックが有効な状態で作られます。
暴力的なシーンや性表現など、お子様に見せたくないシーンを含む作品は非表示になります。
また、勝手にポイントを買い足したりポイントを使用したりといったことも設定ができます。子アカウントの買い間違い・使いすぎを制御できます。
別途設定する必要はなく、初期設定で有効になっていますので設定し忘れてしまった、ということがありません(逆に解除もできません)。
親アカウントと子アカウントの機能の違い
U-NEXTのアカウントは親アカウントと子アカウントでできることが異なります。
親 | 子 | |
---|---|---|
見放題 動画の視聴 | ○ | ○ |
レンタル動画・書籍の購入(ポイントの利用) | ○ | 許可が必要 |
他のアカウントで購入した作品の視聴 | ○ | ○ |
雑誌の読み放題 | ○ | ○ |
マイリスト機能(アカウント毎に独立) | ○ | ○ |
視聴履歴(アカウント毎に独立) | ○ | ○ |
画質設定保存 | ○ | ○ |
支払い(ポイント購入) | ○ | 許可が必要 |
親アカウントへの切り替え | ○ | パスコードが必要 |
子アカウントへの切り替え | ○ | × |
他のアカウントと同じ作品を同時に視聴する | × | × |
- 購入したレンタル作品は契約内アカウントで共有される
- 子アカウントから別の子アカウントには切り替えることはできない
- 子アカウントから親アカウントに切り替えるにはパスコード(pinコード)の入力が必要(初期値は0000)
- 親アカウントのペアレンタルロック機能は、親アカウント自体が対象
- 同一作品を同時に別々のアカウントで見ることはできない
- ポイントは契約内で共有している
子アカウントを利用される方は、親アカウントからはアカウントの切り替えが可能なため、何を視聴しているのか丸わかりの状態になるので注意が必要です。
子アカウントから別の子アカウントへの切り替えはできませんので、プライバシーは守られます。家族であっても、好きな動画などを見られるのはちょっと恥ずかしいですしね。
アカウントへのログイン用パスワードは各アカウントで変更可能です。
U-NEXTの子アカウントは「同居家族」を前提にしたアカウントです(公式サイトの規約:第二条4項参照)。
「同居」の「家族」を想定した機能であるため、「恋人同士」や「友人同士」を想定した機能ではない点に特に注意が必要です。時々紹介サイトで友人と共有したらよい、という旨の記載を見かけますがU-NEXTでは規約違反です。恋人同士や、友人同士で使いたい場合はNetflixなら「他人」も可能です。
子アカウントの作成方法
ログイン後、<アカウント> → <ファミリーアカウント>から追加を行います。

子アカウントの作成画面では、ポイントの購入ができるかどうかなどを設定することができます。

子アカウントの編集方法
アカウント作成後の設定変更は以下のように行います。
親アカウントで設定 | 子アカウントで設定 | |
支払い方法の変更がしたい場合 | <ログイン>→<ファミリーアカウント>→対象アカウントの「編集」をクリック | 変更不可 |
ログインID/パスワードやメールアドレスを変更したい場合 | 子アカウントに切り替えてから<設定・サポート>から修正 | <設定・サポート>から修正 |
既にあるメールアドレスから別のメールアドレスの変更時は最初にメールアドレスの存在確認が必要です。
ログインに使うユーザーIDも初期設定ではメールアドレスですが、任意のIDを作成することも可能です。
子アカウントの削除方法
子アカウントの削除は編集画面の一番下にある<子アカウントの削除>を選択します。

無料期間にも子アカウントの操作は可能
無料期間中でも、すべての機能が利用できますので、子アカウントを実際に作って同時視聴をしてみるなど試すことができます。
余ったアカウントは共有アカウントに設定すると便利
現代は核家族化が進んでいることもあり、1世帯で動画配信サービスを4名以上利用する家庭は少ないのではないでしょうか。
おそらく大半の家庭ではアカウントが1つ以上余るようになるはずです。
そんな時に余っているアカウントを共有アカウントに割り当てておくと良いです。
例えば「リビングのTV用」のアカウントを作成したり、「共有のタブレット用」のアカウントを作成しておくと、視聴履歴が分離されるので便利です。
4つのアカウントの作成例
アカウント | 利用者 | デバイス |
---|---|---|
親アカウント | 旦那 | PC・スマホ |
子アカウント1 | 奥様 | タブレット・スマホ |
子アカウント2 | 子供 | ゲーム機やスマホ |
子アカウント3 | リビング | テレビ |
このように設定しておけば、お互いの視聴履歴やマイリストなども見られることがなく、プライバシーも最大限に守られた状態になります。
まとめ
- U-NEXTにはファミリーアカウントという機能があり、子アカウントを作ることで最大4人まで同時に別々の作品を視聴することができる
- 各アカウントは独立したマイリストや視聴履歴を持っているのでプライバシーが守られる
- 利用者数によっては他社サービスを追加契約するより安上がりになる
- 無料のお試し期間でも子アカウントを作成可能
- アカウントが余るようなら共有アカウントを作成しておけば、いざというときに視聴履歴の削除などを行う必要がない
ファミリーアカウント機能は他社にはないユニークな機能です。
比較的近い機能に「視聴プロフィール」の機能があり、Netflix・Hulu・Amazonプライムビデオなどが対応しています。
視聴プロフィールの機能は視聴履歴・ブックマークを分けるのが目的の機能ですが、同時視聴を目的にした機能ではありません。
同時視聴や視聴履歴などの管理の面でいくと、U-NEXTのファミリーアカウント機能は他社よりも優れています。